★宇宙関係の仕事の種類
「宇宙関係の仕事」は、大きく分けると以下のような種類があります。
・天文学者
・研究者
・技術者
・宇宙飛行士
それぞれの職業に就くためにはどうすればいいのでしょうか?
1つずつ解説していきます。
★1.天文学者
“天文学者(てんもんがくしゃ)とは、惑星、恒星、銀河等の天体を研究する科学者である”
と定義されています。
簡単に言うと、星の成り立ちや、宇宙の現象について考察している人たちです。
有名どころでは、アリストテレスやガリレオ・ガリレオなどが挙げられます。
天文学者は通常物理学か天文学の博士号を取得しており、研究所や大学に雇用されています。
収入は、大学院生で月額約20万円、ポスドク(教授の助手)で月額約35万円ほどもらっています。
教授になっても年収は1000万にも届かないほどなんだとか。
難易度に比べると、収入は割に合っていないと言えるのかもしれません。
それでも天文学者になりたいと言う人は、特に物理学、地学、工学、数学等をよく勉強し、大学の天文学科を目指しましょう。
★2.研究者
NASAやJAXAに代表される、ロケットや宇宙往還機などの研究をしている人たちです。
まず、NASAはアメリカの機関となりますので、正規職員になるためにはアメリカ国籍と大学を卒業していることが必要です。
もしくは、日本でもNASAと共同研究をしているような大学に行き、 研究室に研究員として入れるくらい勉強してNASAに認められ・・・というコースも考えられるようです。
どちらにせよ、かなり狭き門であることは間違いなさそうです。
一方日本で就職する場合は、東大、東工大、東北大、名古屋大、九州大、早稲田大 名古屋大、筑波大、広島大などの宇宙関係学科を受験し、大学院まで進むことが有利です。
年収はやはり結構もらえるらしく、NASAもJAXAも40歳で800万程度はあるようです。
ただし、難易度を考えるともっともらってもいいような気もしますね。
★3.技術者
人工衛星や、ロケットなどを作る、技術屋の人たちです。
最近では「下町ロケット」というドラマでよく取り上げられていますね。
余談ですが、「下町ロケット」に出てくる「帝国重工」は「三菱重工」がモデルなんだとか。
三菱重工も宇宙ロケットの製造を行っている会社です。
そういった宇宙関係機器の製造を行いたい場合は、JAXA・NASAや、三菱重工やIA、IHI、NTスペース等の民間企業を目指しましょう。
★4.宇宙飛行士
国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士募集の募集要項によると、以下の資質が求められます。
・自然科学系の大学卒業以上であること
・自然科学系の研究・開発の仕事に携わった経験が3年以上あること
・長期間の宇宙滞在に身体的・精神的に適応できること
・英語で充分コミュニケーションがはかれること(英検1級程度の英話力)
上の条件に当てはまれば、理系の大学を卒業し宇宙関係の仕事を3年以上こなせばだれでも資格はあるということです。
ただし、平成20年に募集を行った時には、応募者は864名中、宇宙飛行士になれたのはたったの3人でした。
という事は、倍率は288倍ということですね。もちろん狭き門です。
ちなみに年収は1000万いくかいかないかくらいだとか。
もちろん命をかけるほど危険な仕事ですので、もっと貰ってもいいような気もしますね。
おそらく宇宙飛行士を目指すような人はお金じゃなく、やりがいで仕事をしているんでしょうね。