★ダークエネルギーの存在が確認された経緯
宇宙には、未解明の謎がたくさんあります。
今日は、宇宙の約70%を支配しているのにも関わらず、その正体は謎に包まれている、 “ダークエネルギー”について考察したいと思います。
ダークエネルギーは、1998年にその存在を報告されました。
米欧オーストラリアの研究チームが発見したそうです。
意外と最近なんですね。
何故ダークエネルギーの存在に気づいたのか?
まず、宇宙膨張が時間とともに加速されていることが判明されました。
宇宙を膨張を加速させるほどのエネルギーですから、強力なエネルギーが必要です。
その膨張を加速するためのエネルギーがダークエネルギーと定義されています。
ただし、再度申し上げますが、残念ながらダークエネルギーの正体についてはまったくの不明です。
★ダークエネルギーの候補
ダークエネルギーの正体については全く謎ですが、いくつかの候補はあります。
1.真空エネルギー
初期の宇宙は、宇宙空間全体が超高温の真空状態にありました。
この状態を、「高温相の真空」といいます。
高温相の真空の状態は、現在の低音相の真空の状態より高いエネルギーを持っています。
この高いエネルギーによって、宇宙の膨張が引き起こされます。
このエネルギーがダークエネルギーとなって残っているのではないかという説です。
2.クィンテッセンス(第五元素)
簡単に言うと、ある種の弱い力の場のことを指します。
“重力、電磁気力、弱い力、強い力以外の基本的な第5の力として提案された。クインテッセンスは、時間の経過に関係なく一定である宇宙定数とは異なり、それ自身がダイナミックであり時間の経過とともに変化する。”
クィンテッセンスは、引力や斥力を発生させることが出来、膨張の加速を生じさせることが出来ると言われています。
3.他の次元のエネルギーが漏れてきている
宇宙は高次元空間(余剰次元)に浮かぶ膜だという説があります。
これは、ブレーンワールドやM理論と言われています。
すなわち、四次元時空である宇宙の外部からダークエネルギーが入ってきている可能性があるのです。
ダークエネルギーとは、一体何なんでしょうか?
これからも当サイトはダークエネルギーの正体について追いかけていきたいと思います。