★北斗七星とは
北斗七星とは、7つの明るい恒星で作られたひしゃくの形をした星の集まりです。
北斗の”斗”は、ひしゃくの形を意味しているという話もあります。
北斗七星には、それぞれ名前がついています。
ひしゃくの先の方から(画像右から)順に、以下のような星で恒星されています。
・ドゥーベ
・メラク
・フェクダ
・メグレス
・アリオト
・ミザール
・ベネトナシュ
それぞれ地球からの距離は、ドゥーベが124光年、ベネトナシュが101光年、他の星が約80光年です。
綺麗に光って見えますが、実は結構遠いんですね。
ちなみに、北極星はメラクからドゥーベを結んだ線を約5倍先にある星のことです。
そのため、真北の方角を表す際によく目印として使われることが多いんですね。
北斗七星は、おおぐま座運動星団という集団に所属しています。
北斗七星は、1年間におよそ0.1秒角の速さで位置が変わっているようです。
現在ひしゃくの形は私たちから見ている間はほとんど変わりませんが、数百万年後には形がほとんど変わっていることでしょう。
★北斗七星を見るためには
北斗七星は1年中見ることができます。
ただし、季節によって見やすい時間帯があるようです。
春・夏には18:00~24:00頃に空を見上げると観測することができますが、
秋・冬には北斗七星は地平線付近にあり、よく見ることができません。
そのため、北斗七星は春・夏の星座と言われることが多いようです。
みなさんも機会があれば空に光る北斗七星を探してみてはいかがでしょうか。