NASAが新宇宙ステーションを建設する計画を発表
2015年10月24日、NASAは2020年代に新宇宙ステーションを 建設する計画を発表しました。
この宇宙ステーションは、火星への有人探査の中継点として使用するために 建設されるようです。
ちなみに、有人火星探査は、現在まで成功はしていません。
無人探査機ですら、3分の2は任務完了後、あるいは開始前に何らかのトラブルを起こしているようです。
このトラブルの多さは、研究者の間で「火星の呪い」とも言われているようです。
何故火星探査は難しいのでしょうか?
その理由として最もつよく挙げられるのが、やはり火星までの距離でしょう。
地球から火星までは、およそ数千万キロ離れています。
どれくらい遠いのかというと、地球と火星を現在の技術で往復しようと思うと、往復に3年かかるほどです。
人間が長期間宇宙で生活することは、我々が想像している以上にしんどいのかもしれません。
火星に移住することは可能?
火星は、我々が地球の別の星に移住することを考えるにあたり、月の次に有力な星であるとされています。
地球外に住むことを考えた場合、以下の条件が必要になります。
・水が存在する
・空気が存在する
・食料を作ることが出来る
・適温が確保できる
火星には、地表近くに凍土があり、それを溶かすことで水を得ることが出来るかもしれないと考えられています。
また、火星の表面温度はおよそマイナス60度ほどですが、
二酸化炭素の温室効果を狙って 適温にしてしまおうというアイデアもあります。
全てがうまくいけば、火星に移住することも可能なのかもしれません
遠い将来、火星に住む派の人と地球に残る派の人に分裂する世の中がくるかもしれませんね。