★りんごが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したニュートン
今回は、人類の宇宙観への発展に大きく貢献した、イギリスの天才学者アイザック・ニュートンについて 焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
まずは、万有引力の法則について
地上界で物質が落ちる性質があることは、既にガリレオが 落体の法則として世に発表していました。
また、天上界についてもケプラーが天体の運動を調べ、 ケプラーの法則としてまとめていました。
そして、上記2つの法則を組み合わせ、昇華させたのがニュートンの万有引力の法則なのです。
例のごとく、りんごや天体を使って万有引力の法則を簡単に説明します。
地上界において、手から落とした鉛筆にせよ、木からもげたりんごにせよ、 支えるものがない物体は地面に落ちてしまいます。
これは、地球が物体を引き寄せているためです。
一方、天上界において、地球と月や太陽やその他天体は互いに引き寄せ合っています。
月が地球の周りを周り、地球が太陽の周りを回っているのはこのためです。
質量をもったあらゆる物体の間に働く引力を万有引力とか、天体現象を 念頭において重力と呼びます。
これらは宇宙のどこでも共通な普遍的に成立する性質で、 これを万有引力の法則と呼んでいます。
次に、この万有引力の法則を発見したニュートンについてご紹介しておきましょう。
アイザック・ニュートン(1643~1727)はイギリスの物理学者であり、 1661年に名門・ケンブリッジ大学に進学しました。
そして猛勉強に励んだニュートンですが、1665年、ペスト の大流行で大学が閉鎖され、故郷のウールスソープに戻らなければならなくなりました。
そして、この1665-1666にかけての2年間は奇跡の年と呼ばれています。
何故なら、微積分、光学理論、運動の法則、万有引力の法則など、 ニュートンの数々の大発見の骨格は、全てこの時期にできたものだからです。
ちなみに、万有引力の法則に関して、「リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついた」とされていますが、 文書記録や物証があるわけでなく、あくまでも伝聞が流布した話であり、真偽は不明なようです。
★ニュートンのちょっと面白い話
こんな話を発見しました。
ニュートンはロンドンにあるイギリスの造幣局の局長だったことは、 ニュートンに関して少し興味のある人には有名な話でしょう。
しかし、学者として数々の功績を挙げてきたニュートンが 造幣局で働いていたのは何故なのでしょうか?
また、どうやって局長になれたのか?疑問に残るところです。
これも噂レベルなのですが、ニュートンには非常に美しい姪がいたようです。
その姪が実は、当時のイギリス蔵相の愛人だったようで、それをネタに、 ニュートンは大臣に近づき、造幣局長の地位を掴むに至ったわけです。
ということは、ニュートンから進んで造幣局で働いたことになります。
なぜか?
ニュートンは貧乏育ちだっため、出世欲がつよく、学者という立場だけでは 満足できなかったようです。
そのため、名誉ある公職につきたいと考えていました。
また、お金が凄く好きだったという話もあります。
ニュートンは国から造幣局はやめて研究に専念するように言われるも最後まで それを拒否し、造幣局の仕事を一生懸命にやり遂げたようです。