★参加費用や参加条件、どんな人が参加しているの?
今回の記事では、アメリカで行われる予定の宇宙旅行サービスについてまとめました。
通称、「弾丸宇宙旅行」と呼ばれているこのサービスは、 宇宙旅行会社「ヴァージンギャラクティック社」が主催しています。
ヴァージンギャラクティック社は、米国連邦航空局(FAA)に民間宇宙旅行の運航免許を2013年6月に申請し、宇宙旅行 産業へと参入しました。
宇宙旅行へも運航免許が必要なんですね。
参加費用は、事前の訓練費用を含めて「25万ドル」ほどかかるようです。
日本円で2500万円ほどでしょうか。
とても一般人では手が出せる金額ではありませんね^^;
しかし、こんな高額なツアーにも関わらず世界で約700人が支払いを済ませたらしいです。
参加者の3分の1がアメリカ人で、次いでイギリス人、カナダ人、オーストラリア人が多いようです。
やはりNASAもあるアメリカが一番宇宙についての関心度が高いんでしょうか?
そして、我が日本からも19人が予約済みなんだそうです。
内訳は男性14人、女性5人だとか。
海外旅行なんかは女性が多いイメージですが、宇宙旅行に関しては男性の方が割合が多いんですね。
やはり男性の方が未知なるものへの好奇心が強いんでしょうか?
参加者の平均年齢はおおよそ60歳で、3分の2が企業経営者の方なんだそうです。
2500万円もの旅行費用を考えると、ここは納得ですね。
特別な参加資格はなく、18歳以上の健康な男女であれば誰でも参加可能なんだそうです。
★どうやって宇宙へ行くの?行き方や滞在方法
実際に出発する日は、2015年以降となっています。
現在2015年11月のため、出発は2016年以降になりそうですね。
現在は飛行テストを行っているらしく、安全が確保されてから出発となりそうです。
残念なことに、2014年に行われたテスト飛行で失敗があり、パイロットの方が亡くなっているようです。
そのため現在もテストを十分に行っているのだと思われます。
さて、出発地ですが、アメリカニューメキシコ州の宇宙旅行専用港(スペースポートアメリカ)となります。
旅行は、以下の流れとなりそうです。
1.母船となる航空機「ホワイトナイト2」の胴体の下に8人乗りの宇宙船「スペースシップ2」が取り付けられ離陸します。
2.高度1万5千メートルで空中発射され、ロケットエンジンにより一気に宇宙空間に向かいます。
3.約4分間の宇宙滞在を楽しみます。
4.宇宙滞在が終わると、大気圏に再突入し、グライダー飛行で元の宇宙港に戻ってきます。
この1~4までの流れで大体2時間ほどなんだとか。
まさに、「弾丸宇宙旅行」ですね。
実質的には宇宙へ滞在する4分間で、無重力体験と、眼科に広がる真っ青な地球の姿を楽しむことになりそうです。
★宇宙旅行への準備
宇宙旅行へ行くためには、高額な費用もさることながら、事前のトレーニングも必要になります。
約3日間ほどのトレーニングと、専門医による健康診断が必要です。
何故トレーニングが必要なのかというと、地球と宇宙では生活環境が違いすぎるからです。
最大の違いは、宇宙空間では重力がありません。
いきなり重力のない環境へ飛び込むことで、脳が混乱し、「宇宙酔い」をもたらします。
また、発車時と着陸時に約6Gの重量加速度が体にかかります。
準備訓練は、主な内容はレクチャー、一緒に乗船するパイロットや他の乗客と一緒の実技訓練、専門医の健康診断など
実技訓練は、実物大の擬似宇宙船キャビンや専門のシュミレーターを使っての各種訓練がおもになりそうです。
この宇宙旅行で必要日数は、最短で7日間は必要なようです。(現地で5泊)
★その他
撮影や、事故が起きた際の保険については現在検討中とのことです。
また、不定期にこの宇宙旅行についての説明会を東京で行っているそうですが 遠方で行くのが難しい方のためにオンラインでの説明会も実施しているようです。
宇宙旅行を検討中の方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?