★太陽系の恒星 -太陽-
■今回は、皆さんも身近に感じている「太陽」の魅力についての記事です。
太陽は、地球から149,600,000 km離れた位置に存在する恒星です。これは、光の速さで約8分ほどかかる距離です。 実はかなり遠いんですね。何故昼間は近くに見えるのか?それは、太陽が非常に大きいからです。
太陽は地球の約109倍の大きさがあります。これは、太陽がボウリングの球だとしたら、地球はビーズの球くらいの小ささです。 そして、質量は地球の約33万倍です。
そんな太陽ですが、実はガスの塊です。内部で核融合を起こし、ものすごいエネルギーを放出しています。中心核の温度は約1500万℃あります。
地球上の生物が快適な温度で生活出来るのも、太陽から出た光で地球が暖められているからですね。
しかし、実は地球が貰っている太陽エネルギーは太陽から放出されたエネルギーの20億分の1しかありません。それでも暖められているのは、エネルギーの放出量自体がものすごいからなんですね
太陽が無くなったらどうなる?
太陽はこの莫大なエネルギーを生み出すため、太陽が持つ水素を1秒間に420万トン消費しています。これは 太陽が1日活動すればこれまで人類が使った全てのエネルギーをまかなえてしまうほどのエネルギーです。
それでも、太陽はあと約50億年ほど光り続けます。それほど太陽が持つエネルギーは莫大のようです。
さて、もし太陽がなくなれば、どのようなことが起きるのでしょうか?
まず、地球上の生物は存在出来ません。海は全て凍りつき、光は存在せず、地球は暗く冷たい星になります。
もう1つの問題は引力です。地球は太陽の引力に従って太陽の周りをグルグル回っています。太陽が消えると、遠心力で 地球、地球以外の惑星もどこかへ飛んでいきます。
そして、太陽系が解体されます。
しかし、太陽がなくなるのは50億年後の話です。50億年先も地球上の生物は存在し続けていられるか?
太陽の消滅を心配するより、こちらの心配がまず先のように思えます。